モデル QL

1920年頃製造 Made in CANADA
評価点(10点中)
6.5点
フォウント(タンク)

写真でご覧いただけるようにそこそこの輝きがあります。部分てきにぽつぽつと変色している面があります。第一の汚点として目立つ凹みがあります(写真参照)。

カラー

一部錆びつきがあります。年代相応です。

バーナーケージ(フレーム)
写真でご覧いただけるように、平均的な状態です。相応に錆があります。
グローブ

マイカグローブが装着してあります。一部、マイカシートが欠損している個所、また適度な破損個所があります。写真でご確認ください。

ベンチレーター

ご覧のような状態です。そこそこのコンディションではないでしょうか。

ロゴマーク

このモデルにはもとよりロゴマークはありません。

その他・付属品など

写真でご覧いただける本体とポンプが付属します。

コメント

カナダコールマン製造のクイックライトです。基本的には米国モデルと同じです。一目瞭然で分かる違いと言えば、カナダモデルであること示すベンチレーターに刻まれた刻印ではないでしょうか。

ジェネレーターはQ99が付いています。R55と比べると、Q99の方がやわらかい明かりが灯り、また音も静かです。写真でご覧いただけるように、タンクに付いた大きな凹みが痛々しい一台です。一体こんな大きな凹み、どこで作ったのでしょうか?専用ポンプが付属します。

タンクの輝き状態に反して、タンク内はものすごい状態の錆でした。この為、まずは通常の錆取り処理をした後、化学反応で錆の成分を分解する液を利用し下処理をしました。その後、タンクシーラーで厚めのコーティング処理を施してあります(下の整備レコード欄を参照下さい)。

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ご注意!
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プレヒートを必要とするモデルですので、その手順、要領ならびこれらのモデルに精通した方へおすすめします。プレヒートをせずにいきなり点火をするなど、点火方法を誤った場合炎が一気に燃え上がりますので、初心者の方にはおすすめを致しません。くれぐれも点火の際には自己責任のもと、行ってください。

整備レコード

交換パーツ

完全に分解クリーニングを施してあります。タンク内については錆取り処理(2種類使用)、そしてその後は、耐油、耐ガソリンのタンク専用シーラーにて内部を完全にコーティング処理しています。厚めのコーティングをしてありますので、これから先何年も安心して利用できると思います。



 ・撮影時の光具合、デジカメの性能などにより、実際とは多少色合いが異なる場合があります。
 ・同時にスペアパーツもお忘れなく!
 ・火気製品、オールドコールマン&パーツ他、購入にあたりこちらをご確認ください。  

多数写真がありますので、詳細部分をご確認ください。


「痛っ!」タンクの凹み。


やや茶色いぽつぽつがある面です。


こちらにも少々あります。


手元からすべり落ち、どこかに当たったような感じの凹みです。


マイカシートが欠損している個所です。


こちらはややマイカシートが欠損気味です。



ベンチレーターにある刻印です。


カナダはトロント工場の製造ですね。


ぽつぽつのアップです。恐らくこれ以上磨いても、この程度どまりだと思います。


バッフルプレートにも刻印があります。


Q99ジェネレーターです。とても柔らかい明かりが灯ります。


カナダとブリティシュのパテントが刻まれています。


約40分ほどテスト点火をしました。快適に明かりが灯り続けました。