1975年に発売されたモデル275は、取り付けられていたバルブアッシーの不備から、点火時、消化時に火が燃え上がったり、消えなかったりと、トラブルを引き起こすことが度々ありました。これはある意味そのパーツに当たりはずれがあり、同じ275でも全く問題ないものを有りました。その後、このトラブルを改善するべき新しいバルブアッシーが取り付けられたモデル275-Aが登場しました。
しかし、この275-Aに取り付けられていたバルブアッシーも100%トラブルフリーでは無かったようで、モデル275と同じようなトラブルが起きることもあったようです。
参考まで、モデル275に取り付けられていたバルブアッシーの型番は275A6571に対し、その後のモデル275-Aに取り付けられていたバルブアッシーの型番は275B6571です。
詳細は、こちらにある“275ランタンのバルブアッシー交換(275A用バルブへの交換)”
と題した個所をご覧下さい。
※尚、このお写真のパーツは、付属するフュエルチューブの一部に、縦にヘアライン(髪の毛)状の亀裂が入っています。本来、製造当初からあったとは考えにくいですが、NOS故に、長い間保管されている間に生じてきた亀裂かと思います。参考まで、このパーツについては写真にあるバルブアッシー一体のもののほか、フュエルチューブだけの部分も当方では多数数を持っていますが、どのフュエルチューブにも同じところに同じように亀裂が生じている為、構造上亀裂が生じやすいパーツかと思われます。
参考まで、ヘアライン状の亀裂は、完全避けていたり、使用できない状態では有りません。この亀裂状態のものを取り付け、使用したところ、問題なく正常に点火となりました。
尚、上記の説明にもあるように、この275のバルブは結構厄介者であり、交換した場合でも100%トラブルが解消できる保証は無い点をご理解の上、必要と思われる方へお薦めします。
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