真のダイヤモンドより美しい“コールマンのダイヤモンド”
この世の中、ダイヤモンドに目がくらむのは、女性だけとは(きっと)限らない。男心をくすぐるように、50年も昔からその存在をひっそりと現代に伝える、まさに男の好む“コールマンのダイヤモンド”。ランタン ランタン ランタン −−−ちょっと気取った書き出しですが、 どうしてこんなにも素晴らしいデザインがその昔からあったのか、本当にそのセンスと個性には関心をします。 ランタンの収集も楽しいものですが、パステルカラーから真っ赤な原色のコールマンレッド、そんな一方でかなり渋めのグレーや茶色系など、そのカラーバリエーションだけを例にとっても、ヴィンテージコールマンのジャグ(そしてクーラーも)を収集するのも結構楽しいものですね。上部のジャグ、かなりレアな逸品です。良いものが見つかると、ついつい購入したくなりますね。 これまた本当に美しいですね。フィラーキャップの細さなど、何故そこまでして細くしたのか設計者にその理由とセンスをたずねて見たいものですね。このストーブ(500系ストーブ)やアイロン、そして242系などのホワイトガスの注入口、専用のファンネルを利用しても以外と注入しずらいですが、個人的にはそれがかえって好きです。
時代とともに『もの』というものは、変わるものですね。↑の写真はこれがなくてはプレシャーランタンの命である空気圧をかけることができない大切な部品『ポンプカップ』です。手前から1つ目はネオプレーン製、2番目が皮(レザー)製、そして3番目も同じく皮製となっています。1番目と2番目は、現行品として手に入るものですが、3番目はNOS(ニューオールドストック)品の廃盤ものです。これは十二分にオイルがImpregnated(しみこませて)されている為、わずかなオイリングで即使用できます。 オイリングされていない皮製ポンプカップは、上記のような機械油などを十分に浸透させてあげる必要があります。エンジンオイルなどあまり硬くないオイルであれば色々なタイプのオイルで代用できるかと思います。粘度の硬いグリースなどの使用は避けた方が無難です。 パッケージに見る時代の変遷
このように時代ごとのパッケージの遷り変わりを観察してみるのも、結構楽しいものですね。↑の写真に写っているジェネレーターのうち、箱入りのジェネレーターは中でも古いものですが、当時これらを扱っていたスポーツ店などの店先では、レジカウンターの後ろあたりに設けられた木製の棚あたりに陳列されていたのでしょうね。 このページの内容は、写真、コメント、アドバイスなどを定期的に更新します。 |
オールドコールマンのフォウント(タンク)には、ブラスタンクの上からニッケルプレート処理をしているタイプが多々あります。 時折、白いぷつぷつやかげりを取ろうと磨きすぎてしまったのでしょうか、下地のブラス部分がすっかりと顔を出してしまった状態までなったものを見かけますが、ニッケルプレートタンクはあまりむきになって磨いてしまうと、このようになってしまうので注意が必要です。 下地のブラスをぴかぴかに磨きあがたものもそれなりに個性があってよいのかも知れませんが、やはりニッケルプレートの方が、ベンチレーターの色合いと自然にマッチしているのではないでしょうか。
個人的にはモデルのことなるランタンやストーブのパーツを組み合わせ、改造をして利用(実用)することはしないようにしています。また、お薦めも致しません。しかし、高度な技術をお持ちの方々も沢山いるようですので、個人の責任のもと楽しむのは、それはそれで一つの楽しみだと思います。 さて、こんな改造をしていたのはもはやだけかと思いきや、やはり同じ人間、50年や60年前にもあれやこれや改造をしていた人達が間違いなくいたことを実証できるオールドコールマン達で出会うことがたまにあります。 もう4-5年前になるでしょうか、ぱっと見た瞬間にメッキタンクモデルの200ランタンだと思い込み、とっさに手にした時がありました。 その時は全く気付かなかったのですが、家に戻り何気なく手に取ってみると、何かおかしいことに気付きました。そう、良く見ると242Cをベースにしたもどきでした。メッキタンクと赤いベンチレーターにまんまとだまされてしまいました。おまけにこのランタンには間違いなく200(メッキタンクモデルの)用のカラーが取り付けられていました。 ゆっくりとナットを外し、フレームをおろすと、その下にあるカラー内部の汚れ、ほこり、こびりつき方から、明らかにここ数年の間に改造され、その後に付いたような汚れではない事が一目で判断できました。
ポンプカップ、一体どちら(ネオプレーン、それとも皮製)を利用すべきか? はっきり言えば、どちらでも構いません。志向の問題です。現行品モデルであればどれもネオプレーン製が利用されていますが、オールドコールマンともなると、そもそもは皮製が付いています。 オリジナルにこだわるようであれば、皮製、そうでなければメンテナンス面で多少楽なネオプレーンを利用すればよいのではないでしょうか。 メンテナンスと言ってもたまにオイルを注す位ですから手間は全くと言ってよいほど掛かりませんがね。。
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