何故にどうして、オールドコールマンに魅了された人間達はそうまでこだわりがあるのだろうか。確かに40年、50年、またはそれ以上はるか昔に製造されたミントコンディションをさらに磨き上げ、そして鑑賞するのも一つの楽しみである。しかし、本来”道具”として存在していたこれらオールドコールマンたち、傷つき、錆びつき、そして朽ちかけたこれらのジャンクこそ、本当の意味で価値があるのではないだろうか。これら朽ちたオールドコールマンたちからは、古びた燃料のにおいがする、そしてびっしり煤(すす)が付着している事など日常茶飯事のことである。最後に明かりを灯したのはもしかすると半世紀も前のことかもしれない。。。
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