50年代の赤ランタンなどまだまだ青二才!?

当ショップで赤ランタンをご購入頂きましたI氏より、なかなか面白い組み合わせのお写真をご提供いただきました。上の写真の赤ランタンと写っている刀は、その時代差500年ほど、室町中期後半頃の美濃兼則、薙刀直し刀とのことです。

こちらも同じくI氏の所有するランタン4台、そして時代差400年ほどの江戸初期の藤原正則、寸伸び短刀とのことです。アメリカの歴史は200年ほど、そしてコールマンの歴史が100年ほど、50年代の“オールドコールマン”など、まだまだ青二才ですね。

尚、余談ですが古い物でも“アンティーク(骨董品)”と呼ばれるものは、一般的には製造されてから100年以上経過したものをそう呼んでいるようですが、後半世紀もするとここに並んでいるランタン達は皆“アンティークコールマン”なんて呼ばれる時代が来るのでしょうかね。そしていつしかどこかの古い民家の蔵出しを行うと、西洋アンティークとして、日本の各地の蔵でこれら“オールドコールマン”達がザクザクと出てくるようなこともまんざら不思議ではないですね。

こちらの写真はI氏の所有するモデル200&200Aが勢ぞろいした写真です。まだまだ多くのコレクションをお持ちなんでしょうね。すばらしいお写真、ありがとうございました!


嗚呼!NOS(ニューオールドストック)パーツ様

良く耳にする言葉、“NOS(New Old Stock)”、そうニューオールドストック。その名の通り、何年、何十年も前に製造されてから使われることなく保管されていたものを総称してこんな呼び方をしています。オールドコールマンで言えば、ランタン、ストーブ、そしてパーツに渡りNOSに巡りあうことほど嬉しいことはありません。

さて、このNOSの代表とも言えるNOSパーツですが、現在でもそこそこ出てくるものもあれば、全くと言ってよいほど出てくることのない“幻のNOSパーツ”と、オールドコールマンを例にすると切りが無いほど無数なパーツがあります。

かれこれ5−6年になるでしょうか、本格的にオールドコールマン用のNOSパーツを探しはじめて。ことのはじめは今思えば古い歴史あるスポーツショップが店じまいをするにあたり、まさに山のようなオールドコールマンのパーツを手に入れたことで火が付きました。その後、田舎のスポーツ店やサープラスショップなどなど、あたり構わず探し回り、そして今ではやや落ち着いたものの、その性はこの先も当分消えそうにありません。

NOSパーツと言っても、その時代差がありますので、年代毎に改良や変更がなされている場合が多々あります。上の写真のパーツを例にしても時代差を感じます。使い勝手を考えれば左手の比較的新しいタイプが良さそうですが、やっぱり小さいノブを備えたさらに古いタイプの方がしっくりきますね。

2007年8月11日

 

長い歴史を考えながら磨きこむメッキタンク

メッキ系タンクを兼ね備えたモデルを手に入れた時ほどわくわくする瞬間はありません。汚れていれば汚れているほど胸が「ドキっ!」とします。見た目にはみにくいアヒルの子のようなランタンでも、やさしくやさしく磨き上げてあげると、貴婦人のごとく甦ることがしばしばあります。

しかしやたらめったらと磨きこむだけでは、へたをすると本来の輝きを取り戻す前に、表面に曇りを残す結果となってしまいます。メッキといってもその時代ごとに乗りが違う為、メッキ磨き剤を手の指に取り、ゆっくりと優しく手の熱で溶かすような感じで少しづつ磨きあげてあげるなんてことが必要な時が、たまにはあります。

汚いメッキタンクのモデルを手にした際、長い歴史を考えながら磨きこむもの、結構おつなものです。

 

Coleman & Grilled Rib

『Coleman & Grilled Rib(コールマンとリブのグリル)』、こんな風に題してみました。オールドコールマンと言うとやはりその話題性はランタンが中心となり、ストーブの話題と言えば、そうはランタンに勝る事はそうないと思います。そのストーブ、実用面について考えるとシングルバーナー、ツーバーナー、そしてスリーバーナーと大別した場合、シングルバーナーともなるとコーヒーを沸かしたり、お湯を沸かしたり、料理用と言う認識は私個人的にはあまり持っていません。

故に、シングルバーナーで料理をすることなどまず無く、530ストーブや502、501と言ったモデルの五徳に合う小さなパンやケトルを見つければ、『う〜ん、お湯を沸かすにはいいな〜。』と、こんな具合ですが、そんな認識を自ら払拭するが如く、料理にチャレンジしてみました。

材料は数ドルのビーフリブ(ポークリブでも代用できます)、塩コショウ、ガーリック細切れ、醤油、みりんです。リブは前もって水煮をし、十分に柔らかく仕込んでおく必要があります。1時間程度水で煮込めば、とろけるほど柔らかくなると思います。少し時間があれば、水煮するリブ全体を軽くグリルしてから煮込むと、風味が増します。

ここから今回は502スポーツスターの登場です。大き目のフライパンにオイルを適量たらし、ガーリックの細切れを適量好みで入れます。フライパンをはじめから熱くするとガーリックが一気にこげる為、ガーリックをローストしながらゆっくりとフライパンをあたためます。その後、リブを入れ適度に焼き目が付くまで焼きます。次ににみりんを軽くまぶし適度に煮詰まった頃、醤油をリブ全体にかけ味を調整します。好みのお皿にリブを盛り付け、フライパンにのこつたソースをかけて出来上がりです。柔らかく仕上がるので、子供も気に入ったようです。



このページの内容は、写真、コメント、アドバイスなどを定期的に更新します。
是非、ブックマーク、またこのページをご訪問ください。

前のページに戻る  次のページ(28)


コールマンのある風景”

当サイトにあるコーナーのひとつに、“コールマンのある風景写真”というのがありますが、2007年も盛夏ともなったこの季節、こちらアメリカの行楽地やピクニックシーンではいまだに沢山のオールドコールマンを見かけることがあります。

特にチョコパフェカラーや赤、緑といったオールドクーラーは結構見かけることがあります。今の時代にもしっかりと人々のために役に立っているようです。

それもどれもがあちこち傷付き、そして汚れや凹みなど当たり前、本来の「物」として大いに活躍をしている姿を見るたびに、なんとなく嬉しくなります。

私も長年愛用のオールドコールマンのクーラーがありますが、気付けばもうそこら中傷だらけです。

焼いて焼いて焼きまくる”

私自身、あまり行うことは有りませんが、時としてフレーム(バーナーケージ)に耐熱塗装を施すような方も中にはいるかと思います。

一般的に市販の耐熱スプレーの場合、その耐熱性は600度から1200度ほどでしょうか、車のエンジン用スプレーを使うと、また一味違ったファンシーな色合いの一台に仕上がります。

この耐熱スプレーですが、美観を重視し、実用することがなければむらなく仕上げる事に重点を置き、1−2回コートするだけでその作業は完了しますが、実用となるとやはり焼き入れが必要です。

まず下処理の耐熱プライマーも2−3回焼入れをし、その後フラットブラックなり、フラットシルバーの耐熱スプレーを散布し、焼き入れ、散布、焼き入れ、そしてまた散布と、やはり2−3回は繰り返したいものです。

チェックバルブレンチ
絶対に必要です!

オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。

U.S.モデル用はこちら icon で、カナダモデル用はこちら iconで購入できます。※注:当方オンラインショップへの注文ではありませんので、ご注意ください。当方からは商品紹介のみとなります。購入は、ナチュラムさんへの直接注文となります。


チェックバルブレンチについては、こちらの参考ページ
をご覧下さい。

 


またあったコールマンキャンパー”

ちょうど一年まえくらいでしょうか、良く足をはこぶサルベーションアーミーで古いコールマンのキャンパーが800ドルで売りに出されていました。

昨日の金曜日、ちょこっと朝の10時頃出向くと、またまたありましたコールマンのキャンパー。年代にして1960年後半から70年初期頃にかけてのモデルでしょうか、勿論中をのぞいてみました。

ありがちなキャンバス地の腐食、勿論あり。再生するには随分とお金が掛かりそうなコンディション。

ランタンでも収納されていないかなと見渡すと、ボンと目の前に冷蔵庫タイプの60年代のクーラー発見!しかし、これも相当にへたれた様子。

一瞬、このキャンパーが活躍していた時代の光景を勝手に想像する。きっとにやついていたに違いない。