主な作業は,バルブアッシーのタンクへの取り付けとジェネレーターの
バルブアッシーへの取り付けおよびタンクとバーナー部分の表面錆落としと簡易塗装を目的としました。バルブアッシーのタンクへの取り付けではアドバイスにしたがい、ねじ山のかみ合わせを数回チェックしたのち一応手回しで所定の位置にセ
ットしました。
ジェネレーターも手回しでかなりきつく締めこみました。混合気の漏れテストでは、ジェネレーターの根元から少量の間歇的な噴出しがあったので、プライヤーを使用して増締めし噴出しを止めました。
この際、当て布をしたのですが、ジェネレーターにちょっとした傷を付け てしまいました。また念のため、バイスでバルブアッシーを咥えタンクを回す方法で更に一回転増し締めをしておきました。
その後約20分位 燃焼テストをしてみましたが、二つのバーナー共に異常は認められませんでした。 順序は逆になりましたが、事前にワイヤーブラシなどで表面の錆落とし、および油落としをしておいたのでテスト燃焼を終えた後、タンク底部で試し塗装をしてみました。市販の日本ペイントのホビー用赤スプレーです。これがオリジナルと同色だったのに気をよくして、部分的にほぼ全体を塗装しました。マスキングをしなかったのでバルブアッシーや点火順序を書いたシール部にも薄くスプレーがかかってしまいましたが、シール部を除いてはすぐふき取りをしてきれいにしました。
その後、自動車ボディのメタリック塗装に重ね塗装するクリアースプレーをして見違えるように綺麗になりました。バーナー部分はCRCを吹きつけ時間を置いてもネジを緩められなかっ
たので分解はせずに錆落とし、および油落としをしましたが完全にはなっ ていません。 次の機会に試すつもりです。
バーナーのボディ側特にタンクの2つのつめが懸かるスリット上部はサンダーで錆落としをして、一応スプレー塗装(「日ぺ」の緑)をしましたが、オリジナルの色よりはるかに明るく最初の一吹きで止めました。結果は迷彩塗装のようになったま
まです。これについても再チャレンジするつもりです。
以上外面的なレストアに終始してしまい、部品ひとつひとつを手にしてじっくり見たわけではありませんが、バルブアッシーのタンク取り付け部分のネジ加工の精密さから、コールマン魂の一端を垣間見たような
気がします。一見するとブリキの箱に見えるツーバーナーコンロも実は奥が深いことを知り、コールマン製品の虜になる多くの人達の心が少しは理解出来ました。
私は他に200Aランタン、502-700ストーブ、JCM
-S104Aトレッキングストーブ、ヘキサドームテントとほとんど全てをコールマン製品にしていますが、これらに囲まれたキャンプがますます楽しいものになることは間違いありません。
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