RESTORATION REPORT#1
418B 3 Burner Stove


モデル
418Bスリーバーナーストーブ (1930年代モデル)
オーナー
オーナーコメント

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ライティングコールマンからの
コメント
当方、ライティングコールマンでレストアを予定していましたこの418Bストーブですが、熱意あるコールマン“ジャンク”を収集している方の元へお譲りさせていただくことになり、現在は日本でその存在を潜めています。その方の運営するホームページの、“STOVE4”のコーナー内の1台として、ご紹介いただいています。大変すばらしいホームページですので、是非、ご訪問してみてください。
2005年4月
レストア技術度評価
-




RESTORATION REPORT#2
321B Lantern (CANADA)


モデル
321Bシングルマントルランタン (カナダモデル)
オーナー
林氏
オーナーコメント

“この321Bは、かなりひどい錆でした。 タンク内部やポンプ部も錆で埋まって(大袈裟ですが)おりました。こつこつレストアしまして、塗装は2液性のウレタンでガン吹き塗装し、タンク内部も錆取り乾燥後、ウレタンの白を流し塗りしております。ウレタン塗装は手間が面倒ですが、艶が良く、耐ガソリン性が高いので使っています。フレームは耐熱のシルバーを塗装し、200度のオーブンで1時間、加熱処理しています。デカールのシールは、はがして裏面の糊をシンナーで取り除き、透明性の高い両面テープで貼り戻しました。PL法を意識した? 図解の注意表記は好きではありませんので、捨てて、ロゴの ところだけを使いました。 綺麗になると嬉しくて・・・・と言う感じで、ノンビリと趣味にして います。 結局、このランタンは、田舎暮らしを始める実兄に、無事にプレゼントできました。 ”

ライティングコールマンからの
コメント

この度は、非常に完成度の高いレストアを行われたコールマンフリーク(林氏)より、321Bのお写真のご提供を頂きました。

そもそも321B用のバルブをお探しとのことで当方までご連絡がありましたが、あいにく手元に無かった為、試行錯誤の上286用のバルブを組み合わせたところ、バルブ自体はやや突き出るものの、穴の径やフレームまでの長さなど、ほぼピッタリと一致し、1時間ほどのテスト燃焼の結果、バルブ部の過熱などなく、好調に実用できたそうです。
さらにはタンクからフレームまでも再塗装されています。以下、林氏からのコメントの抜粋となります。田舎暮らしを始めるお兄さん、きっと素敵な夜を過ごす事になるのでしょうね。2005年11月

レストア技術度評価
96点




RESTORATION REPORT#3
425E 2 Burner Stove


長年使い込まれた跡が、随所から伝わってきます。


1978年10月製造、オールドコールマンとしてはまだまだ若造に属す年代。


レストアの発端となった、ジェネレーターの破損(バルブの取り付け部分よりポッキリ)。


これもねんきが入っていますね。


無事、新しいバルグアッシー&ジェネレーターが装着された模様。


タンクに新しくペイントを施したようです。


先の『Before(ビフォー)』とは、明らかに異なる輝き。


迷彩と称される容姿。次回に期待。


小学生の頃を思い出しました。

モデル
425Eツーバーナーストーブ
オーナー
T氏
オーナーコメント

主な作業は,バルブアッシーのタンクへの取り付けとジェネレーターの バルブアッシーへの取り付けおよびタンクとバーナー部分の表面錆落としと簡易塗装を目的としました。バルブアッシーのタンクへの取り付けではアドバイスにしたがい、ねじ山のかみ合わせを数回チェックしたのち一応手回しで所定の位置にセ ットしました。

ジェネレーターも手回しでかなりきつく締めこみました。混合気の漏れテストでは、ジェネレーターの根元から少量の間歇的な噴出しがあったので、プライヤーを使用して増締めし噴出しを止めました。 この際、当て布をしたのですが、ジェネレーターにちょっとした傷を付け てしまいました。また念のため、バイスでバルブアッシーを咥えタンクを回す方法で更に一回転増し締めをしておきました。

その後約20分位 燃焼テストをしてみましたが、二つのバーナー共に異常は認められませんでした。 順序は逆になりましたが、事前にワイヤーブラシなどで表面の錆落とし、および油落としをしておいたのでテスト燃焼を終えた後、タンク底部で試し塗装をしてみました。市販の日本ペイントのホビー用赤スプレーです。これがオリジナルと同色だったのに気をよくして、部分的にほぼ全体を塗装しました。マスキングをしなかったのでバルブアッシーや点火順序を書いたシール部にも薄くスプレーがかかってしまいましたが、シール部を除いてはすぐふき取りをしてきれいにしました。

その後、自動車ボディのメタリック塗装に重ね塗装するクリアースプレーをして見違えるように綺麗になりました。バーナー部分はCRCを吹きつけ時間を置いてもネジを緩められなかっ たので分解はせずに錆落とし、および油落としをしましたが完全にはなっ ていません。 次の機会に試すつもりです。

バーナーのボディ側特にタンクの2つのつめが懸かるスリット上部はサンダーで錆落としをして、一応スプレー塗装(「日ぺ」の緑)をしましたが、オリジナルの色よりはるかに明るく最初の一吹きで止めました。結果は迷彩塗装のようになったま まです。これについても再チャレンジするつもりです。

以上外面的なレストアに終始してしまい、部品ひとつひとつを手にしてじっくり見たわけではありませんが、バルブアッシーのタンク取り付け部分のネジ加工の精密さから、コールマン魂の一端を垣間見たような 気がします。一見するとブリキの箱に見えるツーバーナーコンロも実は奥が深いことを知り、コールマン製品の虜になる多くの人達の心が少しは理解出来ました。

私は他に200Aランタン、502-700ストーブ、JCM -S104Aトレッキングストーブ、ヘキサドームテントとほとんど全てをコールマン製品にしていますが、これらに囲まれたキャンプがますます楽しいものになることは間違いありません。

ライティングコールマンからの
コメント
まだまだ課題を残したレストアですが、この一歩がオールドコールマンと付き合う上で、非常に大切な事です。レストアの真髄は、外観を綺麗に仕上げることだけが重要とは限りません。

尚、タンクのペイントに関しては耐熱ペイントの利用+焼き入れをすることで、耐久性(耐油)についてはさらに向上したことかと予想できます。また、今回のレストアでは次回の課題とされている本体の塗装ですが、いっそうオリジナリティーを生かし、迷彩カラーに仕上げてみるのも、面白いかもしれませんね。非常に勉強になるレストレーションリポート、有難うございました!
レストア技術度評価
55点


RESTORATION REPORT#4
222 Peak1 Lantern (CANADA)

モデル
222 PEAK1シングルマントルランタン (カナダモデル)
オーナー
小川氏
このレストアについて

こちらをご覧下さい。

ライティングコールマンからの
コメント

上記リンク先のコメントをご覧下さい。

レストア技術度評価
98点




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P.S. レストア向けコールマンが手に入った際、別途レストアレポートを紹介させていただきます。
また、自慢のレストア品をお持ちの方、是非ご紹介させてください。