2007年ヨセミテ国立公園ショートトリップ(1泊旅行記)

久しぶりのヨセミテに乾杯!

この度、『思い立ったら吉日的な性格』をしている私が、急きょヨセミテ公園1泊旅行を決行しました。急きょと言うのは、ここヨセミテ公園はシーズンともなると、キャンプサイト、公園内ならび近辺の宿泊施設は早くから予約で一杯となります。地元の新聞によると、今年の5月の時点で、周辺の宿泊施設は8月分までほど一杯との記事がありました。

その為、全くヨセミテ行きなど予定していなかった私は当然今から予約など取れるはずがないと思っていたところ、さすがに公園内は当然無理でしたが、運良く近くの宿泊施設(モーテルですが)が取れたので、“急きょ”決行となりました。

今回は、普段ほとんど利用しないルート(公園の南入り口)から園内に入りました。下の写真はその南入り口にある公園の看板です。参考まで、これらは公園の入園料から建てられているようです。ちなみに7日間有効な入園料が20ドル(車一台として)、一年有効な年券が40ドルです。


June 9-10, 2007


まずはTuolumne(トワラミー)高原へ

ライティングコールマンの一ページでも少し触れさせていただいていますが、私個人的にはオールドコールマンをいじくったりするのと同じくらい、フライフィッシング(FF)が大好きです。その為、膨大な大きさの公園の中でも、川、ストリーム、そしてクリークの流れる場所をまずは訪れるのが筆頭となってきます(ほとんど勝手な言い分です)。

下の写真はのんびりとFFを楽しむには最高の場所、Tuolumne(トワラミー)高原を流れるトワラミーリバーです。尚、正確な発音は微妙に違うかもしれませんが、私はこう呼んでいます。ここの魚の平均サイズは非常に小さい(23センチ程度)ですが、野生のブラウントラウトをはじめ、他の主流では見られない綺麗なブルックトラウトが相手をしてくれます。

今年は雪も少なかったとのことですが、イースタンシェラに近いこのあたりの山の斜面には、まだところどころに雪が残っていました。



熊には気をつかわなければ...

ここヨセミテには相応の数の熊が生息しています。よほどのことがない限り人を襲うようなことはありませんが、それでも熊は熊、その生息域に立ち入る人間として、十分に熊が生息している事を忘れてはいけません。

私の思うところ、熊には気をつけるではなく、正しくは『気をつかう』というものだと思っています。下のボックスはその私の考えを象徴するがごとく設けられたフードストレージ(食料用保管ボックス)です。公園のあちこちに設置されていますが、車などにしまい込んでいる食料は全て、このストレージに入れてハイキング、トレッキング、釣り、または散策などをするよう規制されています。違反者は罰せられることになります。

人間が踏み込んだ事により、野生の熊は今や車に置きっぱなしにしてある食料目的に、毎年、シーズンには恐らく毎日のように車が破壊されるといった被害が出ています。そもそもそんな被害がでるのも規制を守らない一部の人間へのしっぺ返しのようなものですが、しっかりと熊には気をつかってもらいたいものです。




“マイロッド”でリベンジ!

先にもお話をしましたが、ここで釣れる魚のサイズはアメリカとしては非常に小さいですが、子供連れでFFを楽しむとなると、この写真でご覧いただけるように子供が釣りをしても安全な場所として、やはりトワラミーリバーを除外することは出来ません。

上の娘ですが、今回も負けずと昨年のタホ湖トリップでも登場したスクーピードゥーのキャラクターの付いた“マイロッド”を持参での再挑戦です。



赤ん坊を背負っての釣りもおつなもの!?

いくら安全とは言え、やはり1歳の赤ん坊を連れてとなると、そうはおちおちと釣りをしている訳にも行かず、何しろ奥さんの視線が気に掛かります。万が一おぼれたりすれば、親の責任として重大な問題です。そこで決行したのが子供を背負っての釣りです。

下の写真はその図です。アウトドア向けパックの有名なケルティー社が、同じくアウトドアで有名なL.L.Bean版として手がけた背負いパックの為、釣りに夢中になると背中にいる赤ん坊のことなど、全く忘れてしまうほど快適なしょい具合です。

ややアングルが悪いですが、連れている魚は平均サイズの綺麗なブルックトラウトです。この季節、もう何のフライ(毛ばり)を流してもくらい付いてきます。ちなみにフライは定番のエルクヘアーカディスと呼ばれるへら鹿の毛で巻いたフライです。もちろん釣った魚は全てキャッチアンドリリースです。



ファーストフィッシュ!(親ばか編)

よくありがちな親ばかな光景ですが、親が釣った魚を子供に釣らせている場面です。私が長年愛用のオービスの#2ロッド、ウルトラファインが良い感じにしぼりこまれています。このくらいの竿でも45センチくらいまでの魚であれば、十分にランディングすることができます。



同じ鹿でも何故か違う

日本では奈良の鹿が有名ですが、こちらアメリカではちょっと市街地から離れると、結構鹿を見かけることがあり、鹿といってもそれほど普段見ることのできない珍しい動物というような認識はありません。私はゴルフはやりませんが、ゴルフ場などでも結構うろちょろしているらしいです。

そんな見慣れた鹿ですが、やはり見かける場所が場所ともなれば、同じ鹿でも何故か違う動物のように見えてきます。たいがい、山や川で見かける鹿は子連れが多いです。正式名は、Mule Deerと言います。


やはり木のぬくもりは良いですね

トワラミー高原は釣り以外にも、子連れでの手軽なハイキング場所としても適しています。写真は川から200メートルほど山側に歩いた場所からスナップショットです。ヨレヒ〜♪

ヨレヒ〜♪とくれば、アルプスの少女ハイジを思い出します。そんなハイジが出てきそうな山小屋が建っていました。何かの事務所のようでした。

 

502スポーツスターはややパワー不足かも

度々失礼します。わざとらしいポーズの決め方ですね。宿に帰る前、子供に夕食をと思い途中立ち寄った湖沿いにあるピクニックテーブルでのスナップショットです。いつの間にか“それって、スポーツスターでしょ”と、名称まで覚えてしまった奥さんが折角だからコールマンと一緒に撮ってくれるとのことで、その声に甘えて一枚撮ってもらいました。

一生懸命にお湯を沸かしているのですが、湖からの柔らかい風にも関わらず、風防なしではちょっと沸騰させるまでに予想以上の時間が掛かってしまいました。ちなみにサトウの真空ご飯パックと、ハウスのインスタントカレーがこの日の夕食と、超手抜きです。

昔はキャンプでさえカレーなど作ったことがなかったのに、家族連れともなると変わるもんですね。

次回はもう少しパワーのあるストーブ、3パーナーあたり持っていこうかな?

 

またまた熊の話

熊が人間の持参する食料を求めるのは、車やキャンプサイトにある食料だけとは限りません。時としてごみ箱に捨てられた残飯などもそのターゲットになります。その為、下の写真のようにごみ箱のフタはクリップでしっかりと固定されています。

少し期待していましたが、道路から少し離れた場所で2匹の熊(親子!?)がのんびりと何かを食べていました。丁度この辺りは夕刻のこの位に時間になると、熊が出没するようです。道路わきともあり、多くの見物人がいました。しかし、森の中で出会ったら、絶対にこんな風に写真など撮る事はできないんでしょうね。

熊と言えば、可愛らしい“くまのプーさん”のようなイメージしか持っていない上の娘ですが、距離にして約25メートルほどでしょうか、寝ていたところを無理やり起こした寝ぼけモードでもあるため、数十メートル先にいる熊に全く動じることなくカメラに目線を向けています。大したもんだ。

パークレンジャーにとってはお決まりの場所に現れる熊さん達なのでしょうが、一応横で待機していました。グリズリーと呼ばれる灰色熊とは異なり、ここヨセミテにいるブラックベアー(実際は茶色ですが)はよほどのことがない限り人を襲うようなことはないようですが、それでも年に数匹の熊達が危険回避のため、死ぬ運命をたどっているようです。ここヨセミテには、他にマウンテンライオンやボブキャットと呼ばれるネコ科の凶暴な動物も生息しています。

 

ちと寂しい滝の水量

今年は例年と比べると随分と雪が少なかったようで、この季節(6月初句)としてはすでに滝の水量が枯れ気味になっていました。一応、壮大な水量があるうちに滝を見る目的でもあったため、少し残念でした。やや遠く、左の方に見えるのはハーフドームと呼ばれるヨセミテ公園内では有名な岩山です。


グレイシャーポイントほか、岩山達

ここもかなりメジャーな観光スポットです。ハーフドームを目の前にして、数千メートル下にはヨセミテバレーを見渡すことができます。

同じくグレーシャーポイントからの眺めですが、左に突き出た岩の上に人が立っていたり、時には踊っている古い写真を何度か見かけたことがあります(現在は立ち入り禁止区域)。ものすごい勇気がいたことでしょう。この岩の下はまっさかさまに数千メートルヨセミテバレーに向けて落ち込んでいます。

世界中のロッククライマーの聖地、有名な岩山『エルキャピタン』です。この日も何人かのロッククライマーが登頂をめざし、登っていたようです。しかし、登っている最中に凍死してしまったりと、お遊び程度では挑戦できるような岩山ではありません。

恐らく、ヨセミテ公園の写真として、絵葉書をはじめ最も多くの人々が撮っている写真と言えば、この場所からのこの光景ではないでしょうか。メインの滝、ヨセミテ滝の水量が少ないのが少し残念です。

 

最後に

青い空、白い雲、透き通るような水、きっとこの光景を見てヨセミテ公園、いや自然の美しさと素晴らしさを感じ取っていただけた方が沢山いることを願っています。こんな素晴らしい環境の中にお気に入りのオールドコールマン持ち込み、何も考えずのんびりとするだけで、日頃のストレスや小さな悩みなど一気に飛んでいってしまいます。

私自身、独身時代も含めヨセミテ公園には1995年前後より随分と足を運んでいます。主に釣りが目的であることもあり、直接水に触れ、魚に触れ、そして様々なヨセミテ公園の移り変わりを体で感じながらダイレクトに見てきました。

その間、人間の手が加わった事によりその美しい流れ、そして光景が破壊され、昔の面影がすっかりなくなってしまったお気に入りの場所なども幾つかあります。今回は1泊の旅でしたが、帰路に利用した140号線の途中では、大きく岩山が崩れ、道が完全に遮断されてしまっているような状態でした。その崩壊している部分は、明らかに人間が手を入れ、もろくなってしまっていたように私には見えました。

我々、自分達の子供達が成長し、同じく今の私達のように彼らが子供達を連れて自然の美しさを体験できるように、いつまでも美しい自然が保たれることを切に願っています。

2007年6月



このページの内容は、写真、コメント、アドバイスなどを定期的に更新します。
是非、ブックマーク、またこのページをご訪問ください。

前のページに戻る  次のページ(25)


どれにしようか、オールドコールマン”

オールドコールマンが活躍するシーンは、キャンプやヘビーなアウトドアだけとは限りません。休日の昼下がり、のんびりと自宅でオールドコールマンのストーブを持ち出しコーヒーを沸かすのもまたおつなものです。

また、機関の老朽化防止、ならび点検も含め、定期的に使ってあげるのも大切なことではないでしょうか。

普段なかなか使うことのないコレクターズグレードのランタンでも、やはり灯を入れてあげることで、本当のオールドコールマンの良さを感じとることができることもしばしばあると思います。

さて、あなたなら次回はどのオールドコールマンに灯を入れますか?


 

私個人的にはメッキタンクのオールドコールマンが大好きです。しかし、輝かしいタンクを眺めるのが好きとか、そんなことではなく、汚ったないメッキタンクのオールドコールマンをせっせと磨きこんであげる事が大好きです。

手のぬくもりを伝えつつゆっくりと磨き剤を塗り、そしてまたゆっくりと丹念にデリケートな素材の布で磨きあげ、あの輝きを見た瞬間は本当に笑みがこぼれてしまいます。

しかし、メッキタンクがぴかぴかになったと同時に、自分の両手と言えばもう真っ黒、黒です。

そんな時のためにもラテックスやビニール製のぴっちりと手にフィットする使い捨て手袋を併用すると、手の汚れしらずでぴかぴかメッキタンクのオールドコールマンを手に入れることができます。

でも、あまり意気込み過ぎて強く磨きすぎると手袋が破れてしまうので気をつけてくださいね。

 

チェックバルブレンチ
絶対に必要です!

オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。

U.S.モデル用はこちら icon で、カナダモデル用はこちら iconで購入できます。※注:当方オンラインショップへの注文ではありませんので、ご注意ください。当方からは商品紹介のみとなります。購入は、ナチュラムさんへの直接注文となります。


チェックバルブレンチについては、こちらの参考ページ
をご覧下さい。

 

 

ヨセミテ公園に関するリンクをたどりウェブサーフィングをしていると、ついつい時間が経つのを忘れてしまいます。

普段良く利用したり観覧するサイトをいくつかご紹介します。

ヨセミテの宿泊に関するサイト
トップページにあるビデオで、少しはヨセミテを感じることができます。
National Park Reservations

ヨセミテの総合情報サイト http://www.yosemite.com/

ヨセミテオフィシャルサイト
ガバメント運営によるサイトです。
http://www.nps.gov/yose/

ヨセミテ国立公園大好き!
ヨセミテ公園大好きな方が運営されている日本語のサイトです。
http://www.yosemite.jp/

トワラミーメドウでの釣りがどうやらお気に入りのような人の写真(ウェブサーフィン中に発見)
こちらから観覧できます。

 

“フライフィッシングについて少し”

私がFFをはじめたのは今から約27、8年前にも遡る事、小学生の頃でした。あの頃、日本ではまだまだFFは珍しく、「何してんだろう?」とした顔で見られることがしばしばありました。

オールドコールマン好きの方の中にはきっとFFをされる方、また知っている、興味のある方が沢山いると思いますが、一度ある程度の技術を身につけてしまえば、これほど意図も簡単に魚が釣れてしまう釣りもなかなかないのではないでしょうか。

上から6枚目の写真に写っている川の流れですが、この釣りを極めてくると何処にどの程度の魚が付いていて、何処にどうフライ(毛ばり)を流せばどこで食らい付いてくるかなど、瞬時に分かってきます。


夏はこんなフライが活躍します。


定番のエルクヘアーカディスです。


ちょっとシビアな魚にはこんなフライを使います。


これまた夏の定番フライです。

上のようなフライをこつこつと自分で巻いてFFをすると、市販品のフライで釣った時よりも良い気分になります。

 

“アメリカのキャンプ場について”

近年、日本でも広大な土地に欧米を意識したようなキャンプ場が増えてきているようですね。また、大型RVやキャンピングカー等もフックアップできる設備が整ったキャンプ場なども沢山あるようですね。

こちらアメリカという広い土地柄、日本でもとても牽引することなどできないキャンピングカーや、また家ごと移動しているような感覚にもなるバスのようなキャンピングカーなど、ちょっと豪勢すぎるキャンプを楽しんでいる人達が沢山居ます。

私みたいな庶民にとっては夢のような話であり、基本的に手ごろの大きさのテントを設営してのキャンプとなります。

多くは車を横付けしたような位置に、添えつけの大きなピクニックテーブル、BBQグリルと、食料さえあればそう調理器具にこだわることなく、食事を用意できる環境が大体揃っています。

ヨセミテ公園のような大きな国立公園ともなると、キャンプサイトも沢山あり、また主流となるキャンプサイト近くには、食料品を扱うマーケット、スポーツショップ、シャワー、コインランドリー、ところによっては豪華な造りのレストランなど、いたって快適なキャンプを楽しむことができます。