前ページでご紹介させていただきました北海道にお住みのJ氏より、6月末に行かれたファミリーキャンプのお写真を送っていただきました。1枚目の写真、某メーカーの古いテントという事です。 2枚目の写真は息子さんと娘さんがふたりしてカレー作りに専念しているところです。やはり調理器具となれば、コールマンが大活躍しているだろうことが、この写真から良く分かりますね。10年前にヨセミテ公園で思い出の写真を撮られた時は、いつしかこんな日が来る事を夢みていたのでしょうか。
朽ちたオールドコールマン、あなどるなかれ すでにオールドコールマンを愛する諸先輩方のいくつかのホームページやブログなどで拝見した方も多いかと思いますが、ニックネーム『ヨタロー』さんのご好意により、半年かけて完璧にレストアされたL20の素晴らしい写真を掲載させていただけることになりました。 プールトリーランタンと呼ばれる由縁、正しくはプールトリー(家禽類)を飼育するための道具のひとつとして開発されたこのモデル故にそう呼ばれている訳ですが、そのはるか昔、隙間風がぴゅーぴゅーと入ってくるような納屋の片隅に置かれ、卵から雛にかえったひよこが初めてみた灯りが、このL20だったのでしょうか。そんなひよこ達はいったいどんな思いでこのL20の灯りを見つめたのかと思うと、なんとなくその光景が目に浮かんできます。 今の時代、プールトリーサプライと言うとこんなサイトで見られる近代的な道具(!?)ばかりのようですが、もし100年前以上からインターネットと言うものが存在していたのならば、きっとL20がこんな風にして売られていたことでしょう。 「う〜んっ、夏らしくみずみずしい風景ですね。」、いや失礼。きっとこの光景を見た瞬間、レストアをされたヨタローさん、絶句されたことでしょうね。 2枚目の水がリークしているフォウント、このように手が入れた模様です。最終仕上げまではまだまだの段階ですが、しっかりと補強されていることがうかがえます。 フォウント内部の状態ですね。しっかりとシーラーが施され、これから先何十年と問題なく使用できること間違いなしと言った感じですね。きちんとした仕事であることが分かります。 ヨタローさんが行われたレストアの詳細は、ヨタローさんご自身のブログで紹介されていますので、是非ご覧下さい。その悪戦苦闘振りは非常に参考になります。 この上(↑)の写真にマウスオーバーしていただくと、はるか昔きっとこんな風な場所で灯りを灯していただろうと思えるイメージがご覧いただけます。
アメリカのベーコン 最近、こちらアメリカはもとより日本でもトランスファットなる油が問題になっていますが、アメリカの食生活と比べると、日本の食生活はまだまだその比にならないと思います。 上の写真は“めったに買う事のないベーコン”を利用したロールキャベツの料理過程でのスナップショットです。やや赤く見えるところ以外、他はその通り油(ラード)です。その油の量と言ったら、半端ではありません。また、ベーコンと言っても、ほとんど生肉状態でべトべトしています。 よく“カリカリベーコン”なんて言われますが、あれはアメリカのベーコンであるゆえ、なせる“業”だと思っています。と言うのも、ほんの5−6枚のベーコンをフライパンに乗せ、4−5分も熱していると自らの油が溢れんばかりに溶け出し、正に天ぷら状態になります。この状態ともなれば“カリカリベーコン”になること間違いありません。逆を言えば、“カリカリベーコン”状態になるまで焼かなければ(揚げなければ!?)、油をそのまま飲み込んでいるような食感となり、とてもでないですが食べられる代物ではありません。 しかしこんなベーコンですが、風味をつけるには結構なお味で出ます。煮込む分には余分な油は丹念に取り除き、結構さっぱりと仕上がることが出来ます。この後、トマトソースを入れ、1時間ほど煮込んで出来上がります。隠し味として、セロリシードをふんだんに入れています。
オールドコールマン顔負けの牛肉 またまた料理関係の話題で申し訳ありません。 後ろのランタンと比較(ちょっと分かりづらいアングルですが)してもらうと、この肉の巨大さが分かってもらえると思いますが、ゆうに子供用のグローブくらいの大きさはあります。寝かした状態での厚さと言うか高さ(!?)は約6センチくらいでしょうか。決して部位的には良い(高級)な部位ではなく、10ドル程度のお値段の庶民向けの肉です。 グリルで程よく焼けた状態です。焼けた部分をナイフで適度にスライスし食べるとなかなかの味です。ビールを片手におつまみ程度に食べるには最高です。しかしここは庶民派向けプライスの肉、見た目に反してこれを豪快にぱくついても、固くて食べられはしません。そこで以下の写真のように色々な野菜とこの肉の塊をブイヨンで煮込み、ポトフを作ります。材料は至ってシンプルで、ジャガイモ、たまねぎ、にんじん、ピーマン、セロリ(またはセロリシード)、チキンブイヨン(またはビーフブイヨン)、塩・こしょうです。肉はミディアムレアくらいの状態です。 まだまだ2−3時間は煮込まなければならない初歩の状態ですが、こまめにあくを取りながらゆっくりと煮込むと、肉も柔らかくなり、野菜からのうまみスープと調和した美味しいポトフができます。尚、この時は肉の塊を半分ほど使い、残りは冷蔵庫で冷やした後スライスし、にんにくのきいた醤油ベースのソースと一緒に“牛肉のたたき”として食べました。これまた美味しいです。
「これは大化現象ってものなのでしょうか?」後日談 以前、このワークショップ便りの19nでご紹介したキャベツですが、その後自生した2世代目のお話をさせていただきました。その2世代目は今こんな状態にまで育っています。あまり詳しくはありませんが成長過程の正常なキャベツって、確かこんな感じでしたよね!? 今年は家庭菜園で育てた野菜がそこそこ豊作で、豆、きゅうり(2種類)、じゃがいも、そしてトマトと一応に食す事が出来ています。う〜ん、今年こそキャベツ、玉状になり食卓を飾ってくれることを願っています。
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こちらでもオールドコールマンを収集する人達が増加し、それにつれてそんなオークションで出品されるオールドコールマンの落札額も自然と高くなってきました。 ランタンよりも最近はランプ系を多く目にするようになってきましたが、いまひとつコンディションが良くないものが多く、また不足や駄目になっているパーツがある場合、ややレストアには苦労を要する為、躊躇する場合があります。 ついつい何にでも手を出したくなりますが、過去にゴミ箱行きとなったランタン、ランプも少なくはありませんので、気をつけたいものです。
“ツールにこだわる” チェックバルブレンチ
オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。 |
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