2010年ライティングコールマン・ワークショップ夏休みの過ごし方(パート4) 〜502スポーツスターの威力
あまり使う機会は無かろうと思いつつも、今回はシングルバーナーの502も持ってきました。502と言えば、何十年も昔にはじめてオールドコールマン(当時はまだまだオールドではありませんでしたが)と衝撃的な出会いをした時のモデルがこの502でした。 2日目の朝は御三家より早起きをし、早朝の2時間ほどフライフィッシングを楽しみましたが、釣り場に向かう前、コーヒーをすすりながら妄想にふけるのも意外と楽しいものです。 朝からガツンガツンと大掛かりなポンピングをして、わざわざ3バーナーを点火させることも無かろうと点火した502ですが、ほぼ無風の中、シェラカップ一杯のお湯を沸かすのに15分前後も掛かってしまいました。キャンプに来る直前に調子を確かめた際、今ひとつの状態を承知の上持ってきた一台ですので、仕方ありません。しかし、ジェネレーターの一本でも予備に持ってくるべきでした。
長年愛用の竿、オービスのウルトラファイン(#2)とCFOlllリールです。どちらも約20年以上前に購入した年代物です。2007年のヨセミテ公園トリップにも登場しましたが、この組み合わせでも45センチくらいの鱒であれば何とか取り込むことができます。この公園を流れる川で使用するには十二分すぎるほどのタックルですが、60センチから70センチを超える鱒も潜んでいる川ですので、万が一そんなサイズの鱒がヒットした場合はかなり難しいやり取りを強いられることになると思います。
一見、浅そうな流れに見えますが、深いところは背の高さ以上もあるスタニスラウス川です。流れは厚く、気をつけないと足を取られてしまいます。上の写真で鏡面のようになっている場所は、鱒がえさを捕食するのに持って来いの場所です。この鏡面の少し上流部にフライを落とし、自然に流してあげると恐らく1発目でヒットするような好ポイントです。
ささっと3分もあれば巻けてしまう、私の夏の定番フライ“エルクヘアーカディスです。まずは1投目ですので、やや小さいサイズの14番で魚の反応を見て見ました。こちらでもすっかり定着したシマザキドライシェイクを擦りこみいざ一投目を投入する緊張の一瞬です。
結果、22、23センチくらいでしょうか・・・かな〜り小さい鱒(にじ鱒)が迷いも無く私のフライを咥えこんでくれました。しかしこのくらいの大きさでもさすがにじ鱒、ぐんぐんと水の中にフライを引き込もうとします。このくらいのサイズならいくらでも釣れてしまいます。参考まで、このにじ鱒は完全な野生のにじ鱒です。
釣りに許された時間は早朝6時半から9時半までです。その理由は10時頃になると川遊びをする人々がどっと押し寄せてきます。こうなるともう釣りなどしている余裕はありません(魚がちってしまいます)。そのため、9時20分頃にはさっさと釣り道具をしまい込み、ふたたびキャンプサイトへと戻ってきました。2日目の朝食は買ってきたベーコンを一袋フライパンに放り込み、しっかりと油を炒めきってから食してみました。他、熱々のパンケーキにたっぷりシロップをかけ、腹いっぱいに朝食を楽しみました。
2010年ライティングコールマン・ワークショップ夏休みの過ごし方(パート5)へと続きます。
|
チェックバルブレンチ
オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。
魚を釣り分ける 『魚を釣り分ける』、一言で言えば釣りたい魚をその通り釣り分ける(上げる)ことを意味しています。釣りの名人のような偉そうなことを言っていますが、実はそれほど難しいことではありません。 今回釣りをした川は、主ににじ鱒とブラウントラウトとこの2種類の鱒が混在している川です。ご存知の方も多いと思いますが、前者は活発な性格をした鱒に対し、後者はのんびりとした性格をした鱒です。 この性格は居つく場所にも現れ、速い流れにはにじ鱒、ゆったりとして巻き返しのあるような岩の際にはブラウントラウトが潜んでいます。 このことを頭に入れながらフライを落とすと、容易に魚を釣り分けることができます。 今回、なかなか良いサイズのブラウントラウトを掛けることが出来ましたが、気を抜いた瞬間ばらしてしまいました。このブラウントラウトもゆったりとした大岩の影からゆらりと現れ、“パクッ”とフライを咥えてくれました。 やっぱりフライフィッシングは楽しいっ!
ランタンを灯し続ける 今回、持参した228Hのタンクを満タンにし、消灯してから朝方までの間、テントの外でこのランタンを灯し続けてみました。翌朝、目覚めた時はさすがに燃焼しきってしまっていましたが、その後タンク内のホワイトガスの残留度を確認してみたところ、一滴残らず燃焼しきっていました。 タンク内に収まるフュエルチューブがタンクの底、ぎりぎりまでくるようにかなり精密に設計されているためでしょうか。 しかし、キャンプ場でこんなテストを行っている私、おかしな人物にうつったことでしょうね。
|
|