2010年ライティングコールマン・ワークショップ夏休みの過ごし方(パート5) 〜I got a FISH! I got a FISH!!
上のお姉ちゃんからお下がりで引き継いだ“スクーピードゥー”のキャラクターロッド(竿)を両手に抱え、じっと待つこと数十分(いや、数時間・・・?)。正確には仕掛けを投げては巻き、投げては巻きを繰り返す下の娘。 コールマンのポータブルクーラーにちょこんと腰を掛け釣りをする姿が愛らしいなと眺めていた時、“I feel something daddy....(何か感じるよ、パパ...).”とTwitterのようにつぶやく娘。その直後、いっぱしのフィッシャーマンのように大きく竿を立てながら夢中で糸を巻き始めました。そして、“I got a fish! I a FISH! I GOT A FISH!”と次第に声が大きくなり水中を見るとそこそこのサイズのにじ鱒が体をくねくねとくねらせながら水面下でもだえているのが見えました。 正直、釣れるとは思っていませんでしたが、やけに辛抱強い下の娘の努力の証でしょうか・・・?釣り上げたにじ鱒を持ち上げながら笑顔を見せています。
BIG
TREES STATE PARK(大きな木々の州立公園)と呼ばれる由縁はここにあります。この切り株だけでも50人くらいの大人が乗れるほどの大きさがあり、その大きさを想像いただけるかと思います。大きな木はこの切り株だけではなく、今も尚成長し続けている木々が沢山群生しています。
決して魚をさばくことなどしない奥さん、当然ながら釣った魚をさばき、こんな風に仕上げるのも私の仕事です。はるか昔、シェリダンアンダーソン氏と田淵義雄氏の共著、『フライフィッシング教書』に載っていた鱒のさばき方を覚えて以来、30年間ほど今でも鱒をさばくときはあの本の方法を用いています。
夕食が終わり、後片付けも間もない頃、2台のコールマンランタンの下、おちゃらけコンビ2人がなにやら勉強をはじめたようです。何をやっているのかとのぞいて見ると、今日の午後ビジターセンターでもらった塗り絵に勤しんでいるようでした。塗り絵と言ってもそこはキャンプ場、場内のシンボルマークとその答えを線で結んだりと、キャンプ場にふさわしいお勉強となったようです。
2010年ライティングコールマン・ワークショップ夏休みの過ごし方(最終回)へと続きます。
|
チェックバルブレンチ
オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。
たまには鱒を食す 私のフライフィッシング暦はかれこれ30年以上になります。はじめてフライフィッシングロッド握り、ブラックバスを相手に山中湖あたり通っていた頃は、ものめずらしさのため周りには多くの観客が私の姿を眺めていました。 とはいえ、その頃といえばまだ12、13歳の年、何で又フライフィッシングなど始めたか、定かな理由は憶えていません。 それから随分と月日が経った20代半ば、ふとしたことから渓流のフライフィッシング、アメリカに来てからも『キャッチアンドリリース(釣っても放流する)』を頑なに守ってきました。 しかしながら、時には釣りなどに全く興味のない友人や知り合いを無理やり誘い、フライフィッシングにのめりこませるために、たまには釣った鱒を食させることも必要な時があります。 これまで本当に数えるほどしか釣った鱒を食したことはありませんが、今回、子供にとっては初の魚ともあり、その日の夕食として食すことにしました。
夜空を眺める楽しみ キャンプに来たときに必ずする行動のひとつとして、夜には必ず夜空を眺めるようにしています。 普段生活をしているとなかなか夜空を眺めるような時間がないものですが、山で見る星は格別なものですね。 まさに星が降ってきてもおかしくないほど、夜空にきらめく無数の星は本当に感動します。
|
|