新テキサスベースのご案内
2016年に人生の主軸となる時を長く過ごしてきたカリフォルニアを後にし、2016年からここテキサスに移住後、早くも丸5年が経とうとしています。移住翌年の2017年には歴史的な洪水ハリケーンハービーも体験し、何から何までが新しい事からのスターとなりました。その間、テキサスにベースを移してからも引越しを行い、現在の地にひとまずは落ち着くことになりました。 カリフォルニア時代の生活と比べ、ここテキサスはまだまだのんびりとした生活ができる土地ともあり、今後もオールドコールマンと共にした生活を送って生きたいと思います。今回、テキサスベースと称し、現在のライティングコールマンのワークショップをご案内したいと思います。 新ベースに拠点を移すにあたり、新ワークショップとなるガレージのレイアウトと荷物の整理をしながら構想を練り上げていきました。ひとまず荷を下ろした後、壁面から手を加えツールの保管場所の確保から進めました。そのほか、平行しながらワークショップの主軸となるワークベンチほか骨組みをはじめた段階です。 上(↑)構想として『ガレージ内に小屋』を作るイメージです。車が2台収納できるサイズのガレージの内、左半分のスペースを奥の壁側から焼く7割ほどのスペースをロの字に囲むように利用し、ガレージドアをフルオープンさせた場合でも外からは筒抜け状態で見えないようにしています。これには理由が3つ、ひとつめは安全上高価なランタンなどが保管されていることを周知させないため、ふたつめはガレージを開けた状態で作業しても人目につかないためレストレーションや整備作業に集中ができる、最後はガレージが開いた際の美観を保つためです。 こちらでは母屋と合体したビルトインガレージが一般的ですが、そのほとんどは車を収納するための機能よりも、このようにワークショップとして活用されていることが非常に多いです。これは『男の隠れ家』的な考えの強い男性であれば、凝りに凝った仕様にしているに対し、まったくこれらに興味もなくDIYなどしたことがないような男性の場合、多くは素敵なくらい空っぽのガレージか、または整理整頓がまったくされていないようなごみ屋敷化しているようなことも結構あります。ワークショップ兼、生活のためも収納機能も考慮しなければなりませんので、このバランスを重要視しています。 メインのワークベンチは横幅が2メートル以上、奥行きも広からず狭からずで調整してみました。高さは当初28インチでしたが、後に天板の上にさらにもう一枚、上の写真でご覧いただけるアーリーアメリカン色のにすで仕上げた板を張ったため、28.5インチほどの高さになっているかと思います。一般的な机やテーブルの平均的高さです。前面はすべてペグボードを入れ込んであります。現状、あまりあれもこれもとぶる下げても意外と邪魔になるため、できる限りここへは不要なものを下げるようなことはせずにいます。ペグボードを入れたことにより、ガレージドアを開けた際、自然光が結構入ってきます。 (↑)これは夜間、ガレージドアリフターのライトだけが点いた状態ですが、その場合はこの程度の明るさです。ペグボードにはショップライト(蛍光灯)に加えガレージのメインの照明を入れる事で、夜でも十分な明るさを保つことができます。 左側面は約1.8メートルの天板で、メインのワークベンチよりやや狭い奥行きです。この側面の上部は古い窓枠を組み込もうかとも思いましたが、機能を重視するためにこのプランは撤回しました。 人はこのワークショップをテキサスの秘密基地と呼んだり、第二(第一?)の隠し在庫倉庫としてご利用されるなどその用途は様々です。しかしひとつ共通することはこれら全ての人はオールドコールマンに何かしらの熱を上げてしまっている方々です。 これらの写真は約1ヶ月間内に撮ったものですが、その後いろいろと改良を加えて現在はさらに進化(?)を遂げています。 ユーチューブ動画やインスタグラムでもご紹介をさせていただいていますが、初代のアークランプのお飾りの部分を作製した後、第二段目のご依頼をお受けさせていただきました。その後、最終的に満足できるお飾りを造り上げるまで、さらに2年の月日がかかる事になりました。途中挫折もあり、数ヶ月手をつける事すら(失敗するのではとの恐怖心から)できない時期もありました。 しかしっ!ご依頼をいただいたからにはギブアップすることはできず、さらには第二段目とのことで第一段目のお飾りよりも最低良い物を造り上げなければならないという強い想いがありました。この苦労の日々の賜物を記録に残すために、このようにDIYをし『お飾りのお飾り』を仕上げてみました。 ここでご紹介をさせていただいているGenuine Reproductionとは、当方で命名した呼称です。決してコールマン社製造の純粋なパーツではありませんが、その当時の職人への敬意とコールマンへの愛情を込めて、可能な限り丹念に作り上げた限りなく純粋なパーツに近づけただろう意味を込めて名づけさせていただきました。恐らく、この先もう二度とこのお飾りの製造に時間を費やすことはないと思います。もし、このこのお飾りをぜひ手元に置いておきたい方がいれば、手元にいくつかある製造品の中から、お譲り(販売)させて頂きます。お飾り1ペアセット(400ドル※在庫はお問い合わせください)。※写真のようなカスタムメイドの額入れタイプのリクエストもお受けいたします(価格相談)。
レストレーション動画はこちらから オールドコールマン・レストレーション奮闘記パート4 再びオールドコールマンに情熱を燃やす男、N氏からの奮闘レポートとなります。今度は何やら小道具を持ち出してきたようです。予断ですが、一度作業場ツアーなんてものをやっていただきたいものです。きっと面白いものが沢山あるのかと想像しています。 さて、今回もかなり朽ちた242系のベンチレーターを修復すべきチャレンジをされたようです。その奮闘振りをご覧ください。 う〜ん、ありがちなベンチレーターの分裂。使い込まれてますねー。 まずは内側からろ付けを開始。ろう付けはベンチレーター側も十分に加熱してから行ったと推測。。。。 焚き火から出したばかりの焼き芋を連想してしまいました。。。。いい焼け具合lol このマスキングスプレーを見て、昔乗っていた1989年式シェビー(シボレー)カマロのフロントフェンダーを修理した日々を 思い出してしまいました。耐熱パテ盛り込んで、もう少し表面をスムーズにした場合はどうなっていたのでしょうか?? 上(↑)奥様、知っているんでしょうかね、旦那さん、トースト以外にこんなもの焼いているの。。。 加工前と加工後、ビフォーアンドアフター写真です。インサートを取り付けた際の衝撃でその周りがチップしてしまったようですが、加工前の写真と比べるとはるかに良い状態に修復されていますね。将来はほうろう加工にも手を出しそうな勢いです。 耐熱効果の検証もされたようです。ベンチレーターの表面温度は測定によると約400度のようです。
旧コールマン本社跡(Wichita Eagle新聞の記事) 2005年7月13日、ウィチタの新聞Wichitas Eagleの記事です。 長年コールマン本社(HQ)として使われてきたビルですが、売りに出された際の記事です。1990年半ばくらいからこのビルは使用されず、その間コールマン社は内部を長い年月を掛けビル内の清掃などに時間を費やし売り出しに出したようです。しかし、買い手がつかなかったようで、こちらのビルはすでに解体され、当時の赤レンガは一部記念として残されています。
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チェックバルブレンチ
オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。
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2020年ももう師走、一年は本当に早いものです。ここ最近、いやっこの時代は本当に便利になったものです。インターネット、スマホなどなど。 実はここ最近久しぶりにこちら米国のコールマン社のウェブサイトを見てみました。『現在、どんなパーツ(ランタンやストーブの)を取り扱っているのかな?』と、リンクを探しクリックしてみると。。。。『ふ〜っ』とため息が出てしまいました。 以前はずいぶんと沢山のパーツを取り扱っていたのと比べると今はほとんどその掲載がなく、さらに探っていくと。。。。『えっ!』、なんと自社販売は行っていないようで、WHERE TO BUY(どこで買える)をクリックすると販売代理店案内(アマゾンやバスプロショップなどIPアドレスから最寄の取扱店が案内された模様)が出るだけでした。 少なからず、コールマン社のウェブサイト上で検索すると現行版R55ジェネレーターの案内が出たので少しは安堵しましたが、リンク先の最寄実店舗のウェブサイトでは扱いなどありませんでした! その中で一番近距離にあるバスプロショップには、ちょくちょく足を運び確かにここには200系と220系の現行ジェネレーターは店舗在庫としてあるものの、R55ジェネレーターなど見たことはありません。 うーん、以前はコールマン社のウェブサイトから直接このR55ジェネレーターを注文することができましたが、この状況だとますますコールマンのパーツは高騰しそうですね。 (余談): R55ジェネレーターはさらにさかのぼると以前はコールマン社のウェブサイト上にも掲載はありませんでしたが、個別に問い合わせると実は購入することができました。ほか、チェックバルブレンチなども購入することができました。 COLAMAN FACTORY OUTLETと博物館(カンザス州ウィチタ)は惜しくも2018年暮れ頃に閉鎖してしまいました。2017年に初訪問をし、改めて際訪問計画を立てていた私にとっては、非常に残念でなりません。 上の写真はその博物館の側壁の写真ですが、この赤レンガがその象徴です。同色のTシャツを着ていたため、同化して分かりづらいですが、ガス灯のペイントの前でガッツポーズを決めさせていただいていいます。 現在、新アウトレットストーアーは他の場所に移転して今も営業をしていますが、1920年代からコールマン社のひとつとして使われてきたこのビル、2016年にはそれまでアウトレットストアー内にあったリペアサービス窓口が閉鎖され、その2年後の2018年には閉館と、今も多くの人が惜しんでいるに違いありません。 2017年に訪れた際は、2016年に閉鎖されたリペアスペースの跡はまだ残されていたものの、それまで居た2名のリペアマンの姿は当然なければ、その中は空っぽでした。それを知らずして、一人の男性が使い込まれたツーバーナー片手に『キャップから燃料が漏れる』とのことで修理に持ち込む姿がありました。恐らくこの男性、過去にもちょくちょく利用していたような様子で、非常に残念がっていたのを今でもよく覚えています。 幸い、このビルは新オーナーに売却はされたものの、以下住所の跡地は他の商用(?)として今も残されては居るようです。最低、そうであって欲しい。 235 N.St Francis Wichita, Kansas 67202 グーグルアースでこの住所を入れて検索してみると、グーグルアース上ではくっきりと今もコールマンのログがビル側壁に確認できましたが、真相は。。。。 |
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