〜らーめん道(その2)


2日目のらーめん(醤油味)

2日目はらーめん4人前を一気に作ったため、盛り付けがやや雑です。やはりらーめんは盛り付けよりも出来立てをすぐにほうばるのが大切ではないでしょうか・・・。昨日よりは味も落ち着いてきました。また削り節の香りもかすかに感じる程度の安定した味になってきました。


4日目のらーめん(塩味)。

3日目はまたゆっくりとスープを仕上げるために、試食はお預けとしました。上(↑)は4日目のらーめんです。鶏の濃厚な脂がさらに強くなり、塩味で食べるには最高の出来具合でした。この日は週末ともあり、下の娘と昼飯としてこのらーめんと食べましたが、その娘も『おいしい、おいしい。。。』と言いながら完食しました。


5日目のらーめん(醤油味)。

5日目は家族そろってらーめんが夕食となりました(↑)。この頃になると甘みを出すために入れた野菜の影響でスープがやや白濁してきました(特にたまねぎとキャベツからだと思います)。そのため、一通り味の出きった野菜は全て取り除き、改めて別な野菜くずを寸胴に放り込み煮込んだ後です。ちなみにその野菜とは、赤ピーマンとセロリです。

蓮華でスープを一杯すくい、ゆっくりと口の中でスープを転がしながら味わうと、赤ピーマンから出る甘みが絶妙にスープとマッチした仕上がりになりました。参考までセロリは強い香りと味がありますが、長時間煮込めばその香りは全く残りません。むしろスープがまろやかな味に仕上がります。

6日目、この日もまたらーめんです(醤油味)。家族はすでにらーめんに飽きてきた様子でどうやら夕食は別のものを食べたようです。この頃になるとやや味がぼやけてきました。


豚の塊と鶏一羽、近所のスーパーを2軒はしごして買ってきました。

7日目は上記の豚の塊と鶏一羽を寸胴に加え、ぼやけたスープの味を整えました。ついでに出し昆布と干ししいたけ、そしてにんじんをまた1本加えました。まさに継ぎ足しの継ぎ足しスープです。

新たに加えて豚の塊と鶏肉もすっかり煮込まれた翌日(8日目)、さらに濃くを出すために鶏の皮を寸胴に放り込みました。上の写真では一見一塊に見えますが、約鶏10羽分の皮をネット内にまとめたものです。これで超とろとろのスープになること間違いなしです。地鶏の皮から出る脂はとても美味しいです。

スープの味がまだ整っていない途中、ちょっと番外編として8日目の夜はチャーハンにしました。初回にスープに取った鶏肉の塊をほぐし、それをチャーハンの具として使ってみました。鶏の脂が程よく絡まり、とても美味しいチャーハンに仕上がりました(勿論パラパラチャーハンです)。そしてチャーハンに付き物のスープは、整え中のスープの味見を兼ね、食してみました。

9日目となりました。もうここまでらーめん尽くしとなるとそろそろ飽きてくると思いますが、日に日に味が変化するスープを楽しめるかと思うと飽きるどころではありません。上の写真はらーめんをどんぶりに投入する前、濃厚なスープの状態を写真に収めてみました。表面に張る脂がたまらなく旨いスープを楽しませてくれます。

今回は定番中の定番、WEL-PACブランドの中華麺を使ってみました。こちらも乾麺ですが、この中華麺は米系スーパーでも手軽に手に入るため、もう昔から愛用している麺です。こちらもスープが非常に良く絡み合います。

初日に作ったチャーシューですが、途中冷凍庫で冷凍保存したものを再度取り出し使いました。ご覧のように脂がとろとろの状態で最高の味わいと食感でした。

らーめん屋さんでも10日近くスープを煮込むところはそう多くないのでしょうか。自家製らーめん(スープ)と言えども、これだけ豊富な食材を使い10日近く毎日毎日煮込めばまずいわけがありません。

そんな訳で、あまりもの旨さに9日目の今日は2杯目を作ってしまいました・・・。しかし食べ過ぎは拒めませんので、麺は半分の量にし、味はさっぱり塩味でねぎをぱらりとまき、トッピンブは薄いチャーシューを数枚だけに留めました。最後に隠し味で白ゴマを軽くすったものと柚子をぱらりとすってみました。

自分で言うのも何ですが、『超』旨かったです。

さー明日はどんな味のらーめんが食べられるのでしょうか・・・。

『らーめん道』はまだまだ続きます。


このコーナーはまた定期的に更新させていただきますので、是非ともまたお立ち寄りください。

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材料

今回のらーめん作りに使用した材料は以下になります。米国ゆえ、土地にこだわった材料をふんだんに使うことは無理ですので、その点を是非ご考慮願います。

豚の拳骨:2本分くらい
豚肉の塊:2パウンド
鳥の骨:2パウンド
鳥の皮:1.5パウンド
出し昆布:適量
けずり節:1袋 全部
にんにく塊:2つ
にんじん:3本
たまねぎ:2つ
しょうが:塊を3つほど
きゃべつ:丸ごと1つ
干ししいたけ:5つほど
黒砂糖:スプーン3杯
もやし:一袋
にら:適量
刻みねぎ:適量

アメリカは日本と異なり、水は『硬水』です。通常、日本食には『軟水』がよしとされていますが、らーめんの場合はどうなんでしょうか?

 




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