〜らーめん道(その1)


サンフランシスコ湾をさらに北上したところにある町、
鶏がらスープのベースとなるぺタルマ産の地鶏です(骨のみ)。

今回は全く(全く)オールドコールマンに無関係な話題で大変申し訳ありませんが、『らーめん作り』に興味のある方には結構おもしろい話題かもしれません。

私事ですが、学生だったフロリダ時代(フロリダ州在住時)、とてつもなく美味しいらーめんが食べたくなった時がありました。しかし、フロリダ州の中でもほとんど日本人が居ない町だったこともあり、らーめんどころか日本食らしい日本食する買う場所がなく、地元のスーパーで買出しをした材料でらーめん作りを研究していた頃がありました。当時はスパゲッティーのエンジェルヘアー(極細のスパゲッティー)が麺代わりでした(意外とうまいです)。

さて、そんな日本食とはほど遠い場所に暮らしていた時代とは異なり、今は日本食に何不自由のない町に暮らしています。今でも普段から年に何回かは気合を入れたらーめんを作ることがありますが、今回はフロリダ時代を思い出し、いつもより一層気合を入れ、らーめん作りに勤しみました。


一度湯がいた豚の拳骨をこれからじっくり時間を掛け、煮込んでいきます。

今回はさっぱり味を作ろうと思い、『豚の拳骨(↑)』はやや少なめにし、地鶏の骨をふんだんに使いました(↓)。

今回使用した麺は、上記の乾麺です。生麺も手に入りますが、スープの旨みを楽しむにはこの乾麺が最高のコンビネーションになります。ゆで時間4分とありますが、2分半くらいが絶妙な硬さです(私好み)。

今回はさらにだしにもこだわり、上記のヤマヒデの業務用だしと国産(日本産)の極上だし昆布を使用しました。


コールマンストーブでことことと煮込みたいところですが、
ホワイトガソリンがいくらあっても足りないくらい、こらから長時間の煮込みに入ります。

超雑な縛り方ですが、肉屋さんで好みの大きさに切ってもらった豚肉の塊です。寸胴に投入する前に旨みを逃さないためにも、これから表面をしっかり焼くところです。脂の差し具合もなかなかです。


(↓)有名店にも負けないくらいの味がでるかな?


ここまで来るまでの間、色々と工程を踏んでいますが、かれこれ2時間くらい煮込んだ頃でしょうか、濃厚な鶏の油で表面はびっしりです。参考まで、鶏の風味をさらに出すため、上記の鶏の骨以外、鶏の皮もふんだんに入れています。

スープの減り具合とその色合いから想像いただけると思いますが、かれこれ6時間くらい煮込んだ頃の写真です。これ以上豚肉を煮込むととろとろになりすぎるため、この段階で豚肉(チャーシュー)は陸揚げとなりました。

こちらが陸揚げされば豚肉(チャーシュー)です。熱いうちにジップロックバッグに入れ、醤油をたっぷりと注ぎ込みます。これは後に醤油らーめんのベースとなる醤油ダレとなります。

昼過ぎから作りはじめ、試食を兼ねて夕食はとりあえず醤油らーめんを食してみました。まだまだ本来の鶏の旨みと甘みが出きっていなく、ややかどのある味でしたが、これでもらーめん屋に引けを取らないくらいの味にはなったと思います。スープの表面は脂に覆われているため湯気が見えませんが、スープは熱々です。参考まで、初日の味は想像通り、削り節がかなり効いた味でした。チャーシューはそれほどとろとろ状態にせず、しっかりと噛みごたえがある位に仕上げてみました。

実は温かいらーめん以外にも、『つけ麺』も準備をしていました。麺は上記の醤油らーめんで使用した乾麺と同じものですが、つけダレは削り節をふんだんに使った超濃厚な酸味を効かせた魚介系風味です。このつけダレのとろとろ具合は鶏の脂とも融合し、麺に程よく絡み合います。

あまりにも美味しそうだったため、写真を撮るのも忘れ、『ずるずるずる〜〜〜っ』と一口食べてしまいました。その後の写真のため、つけダレの容器が汚らしく申し訳ありません。

『らーめん道』はまだまだ続きます。


このコーナーはまた定期的に更新させていただきますので、是非ともまたお立ち寄りください。

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材料

今回のらーめん作りに使用した材料は以下になります。米国ゆえ、土地にこだわった材料をふんだんに使うことは無理ですので、その点を是非ご考慮願います。

豚の拳骨:2本分くらい
豚肉の塊:2パウンド
鳥の骨:2パウンド
鳥の皮:1.5パウンド
出し昆布:適量
けずり節:1袋 全部
にんにく塊:2つ
にんじん:3本
たまねぎ:2つ
しょうが:塊を3つほど
きゃべつ:丸ごと1つ
干ししいたけ:5つほど
黒砂糖:スプーン3杯
もやし:一袋
にら:適量
刻みねぎ:適量

アメリカは日本と異なり、水は『硬水』です。通常、日本食には『軟水』がよしとされていますが、らーめんの場合はどうなんでしょうか?

 




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