ホローワイヤーランプ・モデル25レストア(パート3) このモデル25がワークショップにやって来たのはいつの頃だったでしょうか...。一言、随分とお時間を頂いてしまいました。ここライティングコールマンのワークショップできっと何十年ぶりに明かりを灯し、その生命が再び蘇りました。
(↑)こんな状態からのスタートでした。
見えないところも。
元々はこんな状態でした。 最終点火テストの模様です。
このレストレーションレポートの冒頭にてほのめかせて頂いていましたが、最後の最後で、ランプ本体とチューブを結ぶOリングに欠点が発見されました。何度か取り外しを繰り返していたところ、『ポロポロっ・・・』と粉くずのようなものが零れ落ちてくるではありませんか。おやっ?と思い確認するとOリング内側にあるねじ山がなっ、なんと『崩壊』!
こんなことがあるのか?と良く観察してみると明らかに何かしら修復の跡が...。ナイフの先でねじ山に触れてみるとねっ、ねじ山がなんとこそげ落ちてきました。
写真でご覧頂けるように、ねじ山の無くなった穴はクイックスチールを利用して、まずはねじ山を再度生成するための土台を作りました。『最後の最後』、この後の進捗をお見せしたいところですが、『この先のストーリーがどうなったのか?、見たくて見たくてたまらないっ!』映画が終わってしまったように、あえてこれでおしまいとさせていただきます。その結果を知るのは(見ることができるのは)、このモデル25のオーナー様への楽しみとさせてください。
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チェックバルブレンチ
オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。
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ゴーグルの薦め オールドコールマンのメンテナンスには、ある程度の技術と知識が必要ですが、適切なツール(インチサイズのツールなど)のほか、目を保護するためにゴーグルの利用もお勧めします。 メインテナンスやレストアは手の感覚が非常に重要なため、主流は『手作業』となりますが、時と場合によってはコンプレッサーを使ったツールなどを使う場合もあります。 このような場合、思わぬことで眼球めがけてパーツの一部が飛び込んできたりなどなど思ってもいない怪我を負うことがあります。幸い、今のところ大きな怪我をしたことはありませんが、ゴーグルをしていたため大事に至らなかった経験をしています。 また、このページでご紹介した磨き作業にはラテックス製のグローブをご利用されることを強くお勧めします。さもなければ張り切ってぴかぴかに磨き上げたタンクとは対照的に、手は指紋の中まで真っ黒になってしまいます。
以前(だいぶ前ですが)、台風やストームシーズンには、プロパンガスタイプのランタンやストーブも意外と便利なことについて話題にしましたが、キャンプなどではなく公園や日帰りピクニックなどの時は下(↓)のようなプロパン式のストーブは結構重宝します。アメリカでは近所にあるような公園にもBBQグリルが備え付けてあり、自由に使うことができます。これらを使う手もありますが、場合によっては先客に取られ、予定したBBQができなかった・・・・など想定外のことも時には起こりえます。という事で、万が一のためこのようなプロパンストーブを備え持っていくようなこともあります。
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