早朝から『鹿君』がキャンプサイトに登場しました。実は到着した当日の夜から、私が料理をし始めると毎回のようにこうして顔を出していました。このように明るいときはOKですが、辺りが暗くなっている夜、ふと気づくと1メートルくらい前にいると結構びっくりします。この位置関係、相手は動物ですのでもちろん無言のままじっとこちらを見つめています。しかし相手は野生の動物、ひょっとすると“突然飛び掛ってくるんじゃねーの、鹿君・・・”などと心の中で考えたりもします。そんな時思わず“What's up, friend....?(元気?)”と、追い払う意味も込めて声をかけてあげました。※本音:結構どきどきします…。 尚、写真左はしに写っているのは、この度購入したコールマンのキャノピーですが、ものの1分で設置することができます(1人でOK!)。夏の行楽シーズンに近くのスポーツ用品店で購入し、100ドルくらいでした。
〜マンモスレイクの町でショッピング
午前中はマンモスレイクの町でプチショッピングを楽しみ、足早に次の目的を果たそうとしましたが、気がつくともう昼飯の時間でした。マンモスレイクの素敵なレストランに未練を残しつつも、我が一家はキャンプ場にリターンし、持参のインスタント韓国冷麺を食しました。ここ最近発売された製品ですが、これがなかなかの味でインスタント冷麺としては80点くらいのポイントがあげられるほどです。 〜コンビクトレイクで再チャレンジ その後は半強制的に家族3名にはまたもコンビクトレイクで釣りを楽しんでもらいました(後日、娘の日記には“この日は最も退屈な一日でした・・・”と、書かれていました)。事前にリサーチしていると、まさにこの桟橋から爆釣しているビデオがユーチューブに載っていたため、さぞ楽しめるだろうと踏んでいましたが・・・・。
〜3日目にしてホットクリークで糸垂れる
気づくと時間は2時過ぎ、予定ではお昼前には糸を垂れる(フライフィッシングをする)はずでしたが、やはり予定どおりにはいきませんでした。韓国冷麺をささっと平らげると車に乗り込み、コンビクトレイクで家族3人を下ろし、猛jスピードでホットクリークロードを土煙上げながら到着すること3時前。“う〜ん、もう良いハッチも終わり、風が出てくる時間帯、うむむっ、釣りするには最悪の時間帯だーーっ!”と一人嘆く私・・・。
以前もこのコーナーでご紹介したと思いますが、アメリカの河川、湖、沼、クリークなどは州のフィッシュ&ゲームデパートメントにより管理されています。もちろん釣りのライセンスは必要ですが、さらに場所ごとに細かなレギュレーションがあります。特に、ここホットクリークは有志による保守的な影響もあると思いますが、釣り場へアクセスする場所には上記のような注意書きが立っています。 まず、キャッチアンドリリースが前提で、バーブレスフックに巻いたフライ(擬餌針)のみ使用することができます。餌釣りやルアー釣りは禁止です。補足として、『これらのレギュレーションはこのすばらしい環境を保護すると同時に、後の世代の釣り人に良い釣り場環境を残すことにもなります。』と書かれています(左側)。またフライフィッシングされる方であればご存知だと思いますが、全米屈指のフライフィッシングの団体FFF(Federation of Fly Fishing)もこれに協力をしています。
予想通り、風の強くなる3時台は釣り人は私以外2〜3人しかおらず、それらの釣り人も3時半前には釣り場から立ち去っていきました。一般的に3時台に風が吹くと、風の影響を受けない周辺の川へ釣り場を変え、また夕刻のイブニングライズの時間帯に合わせ、戻ってくるのが一般的なここを訪れる釣り人のパターンです。 私は釣り上げた魚を写真に収める機会はほとんどないため、釣った魚の写真を撮るのが非常に苦手です。いざよさそうなアングルでシャッターを押そうとすると魚がくにゃりくにゃりと曲がり、上のような写真になってしまいます。 これは30センチを少し切るくらいでしょうか、一番数多く釣れるサイズのブラウントラウトです。まだまだ大きなサイズも潜んでいますが、恐らくこの時間帯には水草の奥深くに隠れ、そうは簡単に釣れません。
大きな魚はこのような水草のベッドのところどころに空いたスポットから“がぶっ!”とフライを食いちぎるように飛び出してきます。
ホットクリークでの鱒釣りはやはり最悪な時間帯だったため、想像以上に悪い結果に終わってしまいました。釣りをしている傍ら、コンビクトレイクに置いてきぼりにした家族のことも気になり、後ろ髪を引かれながらも早々にホットクリークを後にしました。
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チェックバルブレンチ
オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。
ショッピング…? コンビクトレイクのキャンプ場から395号線を10分ほど北上すると、別名『アメリカのスイス』とも称されているマンモスレイクの町があります。名前の由来はその通り、遥か昔に“マンモス”が生息していた地にちなんでいます。この町はいわゆる『大リゾート地』で、荒野の中に突如として現れた“都会”といった感じです。 私自身は1週間でも10日でもキャンプ生活に苦を感じることはありませんが、半分強制的に連れ出されているような家族に対しては、タイミングを見計らって“普段の生活”を体感できる場所(このような)でリラックスさせるもの“ファミリーキャンプ”を確立させるためには必要不可欠なことだと思います。
コンビクトレイクは標高7,850フィート(約2,393メートル)の高さ、シェラネバダ山脈シャーウィンレンジに位置する湖です。この湖の名前の由来コンビクト(犯罪者)は、その昔1871年9月23日にカーソンシティーにある牢獄から脱獄した6人の犯罪者が逃げ込んだ場所にちなんでいます。 過去、スタートレックなどの有名な映画など、多くの映画の撮影場所としても利用されたことがあります。 Getting There: GPS Info. (Latitude, Longitude): 37.59889, -118.85083 37°35'56"N, 118°51'3"W 予約はこちらが便利です。 コンビクトレイクの情報はこちら。
このホットクリークランチロードを走行し続けると、2つあるホットクリークへアクセスできる駐車場があり、さらにその先にホットスプリング(温泉)があります。 約1マイルほどしかないホットクリークのパブリック釣り場の最も下流にあり、そこに源泉があります。そのため、この源泉の部分から下流は温度が高すぎ、特に鱒類は住むことができません。 分かりやすく説明すると、釣り場となる流れの区間は水温が10度くらいに対し、源泉を境界線にそこから下流部分は時として入浴できないほど熱くなります。 面白いことに、源泉に近い下流部分にひとつ大きな岩があります。この岩の前が鱒の良い隠れ家になっています。そのため、この岩の近くで針に掛かった鱒は、時として下流に一気に走り出すことがあります。 この時、釣り人は気をつけてあげないと、鱒が茹蛸状態になってしまいます。 以下、ユーチューブからホットクリーク関連のビデオをピックしてみました。 |
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